「晴れのこ」への想い

ここでは、「晴れのこ」への想いということで「晴れのこ」のコンセプトやこれまでの経緯をご説明していこうと思います。

「晴れのこ」のコンセプト

「晴れのこ」とはメディアとオンラインサロンからなる「私と似てるあなたが繋がるサービス」であり、「精神障害者の孤独をこの世からなくす」ことを最大の目的としたサービスです。
それは「精神障害を乗り越えるきっかけを提供するサービス」とも言えるでしょう。

まつらの経験談にはなりますが、精神病になったばかりの僕は今よりもずっとずっと孤独でした。
周りに同じような仲間もいない孤独感の中で、自分がこの先どうなってしまうのか不安で不安で自分の病気のことをひたすらにネットで検索しました。同じようなキーワードをネットで何度も何度も、藁をもすがる思いで検索していました。

その結果、得られたのは薬の効能に関する情報や、生活リズムの改善が良いというようなアドバイスなどでした。これらはネットでたくさん手に入りました。

しかし苦しみは一向に晴れませんでした。

それは、自分がこの先どうなってしまうのかの答えが書いてあるサイトを見つけることはできなかったからです。
さらに言えば、孤独感も全く無くなりませんでした。
孤独だと自分の病気のことばかりに目が向きました。

「辛い。なんでこんな病気になったんだろう。何か僕は悪いことをしただろうか??」そんなことばかりが頭をグルグル回ります。

そのような辛い時期を過ごし紆余曲折を経ながら長い年月をかけ、僕が行き着いた先は当事者会とツイッターでした。
当事者会に足を運んだり、ツイッターを使って当事者の友達を作りオフ会に参加してリアルに会ってお話をしたりしました。

するとそこでは、僕と同じ境遇の人が仲良くしてくれて受け入れてくれました。自分の病気の話をした時「私も同じだよ!!」「俺もそうなんだよね!!」そんな言葉をもらえて、僕だけじゃないんだと強く思いました。

中には「なんでこの境遇でこの人はこんなに楽しそうなんだろう?」とか、「なんで自分よりもすごい辛い経験をしているのにこんなに明るいんだろう?」と思える人の話も聞くことができました。

病気の独特な孤独感はだいぶ和らぎました。

そして、僕の状況を話すと、当事者の先輩方が真剣に話し合いながらアドバイスをくれました。
「俺も同じような状況だったけどこうやってこうなってこうしたよ」など。
そのアドバイスは体験談に則っていてすごく具体的で役に立ったし、僕は赤の他人のはずなのにこんなにも親身に話してくれるんだと驚きました。

この時、心がとても楽になりました。

なんだ、仲間がいるじゃん。大丈夫。

そう思えた瞬間だったのです。

そうして孤独感が薄まっていくと、気付いた時には病気で頭がいっぱいになっていた僕はいませんでした。もっと楽しいことを考えたり、行動に移したりすることができるようになりました。
そして当事者だけではなく、健常者の仲間もどんどん作っていけるまでになりました。

僕のこの体験から、ただ情報や体験談を一方的に閲覧するだけではなく、当事者向けのもっと相互的に人との繋がりが得られるネット上のサービスがあれば良いと考えました。
「記事を書いた筆者と閲覧した利用者が繋がって直接会話ができる場があれば。」
それがメディアです。
「学生時代の部室のような雰囲気で、ふらっと立ち寄ると仲間がいるような場があれば。」
それがオンラインサロンです。
この両輪で晴れのこは「精神障害者の孤独をなくす」ための場を提供します。

あなたと同じ人はいる。そして、繋がれる。

「晴れのこ」への想い

皆様は「精神障害を乗り越える」ということをどのように定義しますか?

症状が治まること、社会復帰すること、心苦しくなくなることなどいろんな定義があると思います。
もちろんどれが正しいということはありません。
どれが優れているもありません。

その上で、僕が考える「精神障害を乗り越える」の定義は「病気になる以前のような自分の人生に対して前向きで積極的な状態になること」です。
自分の人生にこれからなにか良いことがありそうという希望感を自然と抱き、前向きに何かに打ち込めるような状態です。

打ち込むものはもちろん仕事でも良いし、仕事でなくても、趣味、スポーツ、ゲーム配信、音楽・・・なんでも良いのです。
生まれてきてよかったかもなと少し思える。
幸福感があって、幸せな気持ちで夜眠ることができる日もある。
当事者や健常者やいろんな人と交流ができる。

そんな日々を過ごせている状態を「精神障害を乗り越えた」と定義します。

なので、僕の定義だと、症状が治まっただけで、社会復帰しただけ、もしくは、心苦しくなくなっただけでは「精神障害を乗り越えた」とはいえないと思っています。

その上でさらにここからもまつらの持論ですが、僕は「精神障害を乗り越えるためには人との関わりが大切」だと思っています。
薬も大切、生活習慣も大切、認知行動療法など精神療法も大切。
確かにそれら全てが大切で必要ですが、それらだけでは精神障害を乗り越えられないと思います。これは完全に僕の個人的な話ですが、僕にとってはそれらは完全に補助的なものでした。

支えてくれる家族、遊びに行こうと誘ってくれる友人、悩みを聞いてくれる当事者の仲間、それらの人に心を許せるようになって、それらの人との関わりの中で自分と向き合ったり自信をつけたりして僕は精神障害を乗り越えてきました。
人との関わりは本当に大切だと思います。

その様に人との関わりが大切といっても、人にはいろんな人が存在します。
すぐに仲間を見つけて、健常者の中に入っていける人もいると思います。
この人たちはいいですよね。仲間がどんどん見つけられる。
晴れのこを利用して当事者の仲間も増やし、健常者ともどんどん仲間になっていって「精神障害を乗り越えて」ほしい。

しかし一方で体調が優れずになかなか人と話せない人もいると思います。
この人たちはどうするのか?
そういう僕も人が怖くて塞ぎ込んで閉じこもっていた時期もありました。
孤立して孤独を感じていました。むしろ孤独で良いんだと思っていました。
はじめはその鎖にがんじがらめにされて動けなくなっていました。
しかし、すばらくすると、春になり氷が溶け出すように、怖いけれどこのままではダメだ「人と接したい」と思うようになりました。
この時は多くの人にくると思います。

そんなタイミングで、晴れのこを見てもらえれば、あなたと似ている人がいて、その人の情報が手に入る。
「もう少し元気になったらやりとりをしてみようと眺めていてもよい。」
「少し元気になったのでツイッターでフォローしてみてもよい。」
「だいぶ元気になったのでその人と直接やりとりしてみてもよい。」
どんな段階でもその段階に適した仲間と出会えて、少しずつ少しずつ前に進んでいける。
少しずつ「精神病を乗り越えて」ほしい。

そんなふうに晴れのこを利用していただければ幸いです。

全ての当事者にとって晴れのこが価値のあるものであるように、「精神障害者の孤独をなくす」ための「精神障害を乗り越えるきっかけとなるサービス」であるように努めていきます。

私と似てるあなたが繋がって「精神障害を乗り越える」ことができることを心から願っております。